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Podcastトークをテキスト化!【episode #02】ドバイに行って思い出したエモい話

2024年03月11日

年間500人/100社にインタビューを続けるプロ・インタビュアー伊藤秋廣が、日々の取材活動の中でキャッチした、エモくてタメになるエピソードをバシバシご紹介するPodcastをテキストコラム化。今回は、ドバイに行って思い出したエモい話をお届け!

【episode #02】ドバイに行って思い出したエモい話

突然ですが、この正月、ドバイに行ってきました。っていうと、リッチとかいわれますが、そんなことはありません。
住んでいる人はリッチですが、私たち、旅行者はいたって普通の経済状況でして。

まあ、物価は高かったですね。
でも、めちゃくちゃ過ごしやすく楽しい場所ではありました。
ガーシー元議員が日本に帰りたがらなかったのもわかる!

とにかく、世界一だらけ!
世界一高い建物、世界一大きなショッピングモールとか、世界一距離が長い自動運転の鉄道とか、世界一美しいスタバとか。
30年ぐらいで、一気に作り上げた町ですから、整然としていてスタイリッシュ。とにかく楽しかったです。

私、けっこう海外旅行が好きでして、今回のアラブ首長国連邦=ドバイで21カ国目。

これまでにハワイ、イタリア、フランス、イギリス、スペイン、チェコ、オランダ、オーストラリア、ニュージーランド、中国、台湾…。

英語なんて全然できないのに、いつもツアーは使わずに、自分たちでホテルも現地鉄道も予約が必要な観光スポットもすべて手配して、ぶらっと出かけます。怖い物しらずなんです。

自慢話をしたいわけでなく、これらの国のほとんどが、40歳以降、私が脱サラして独立してからの17年間の間に訪問した国となります。

そうなんです私、遅咲きで、40歳ではじめてこの業界に飛び込みました、しかも未経験。それまでは普通に経理職とか営業職に従事していました。普通のメーカーですよ。まったくクリエイティブとはまったく遠い世界。どうして独立したとかは、また別な機会に話すとしまして。

これだけ短期間にこれだけの国にイケたのは理由があります。経済的っていうより、自由に時間がやりくりできるからです。

夏休みは避けるし、正月も3が日を開けてから行きます。やっぱり航空機とかホテルの価格も大きく変わります。だから、数を打てたわけです。サラリーマンを卒業して一番、何がよかったかと問われると、迷わず「自由を手に入れたこと」をあげています。

ドバイに行って思い出しました。
サラリーマン時代、今でも忘れられない思い出があります。

30代なかばの頃でしたかね。娘が幼稚園に通っていた頃でした。
親戚一同でハワイに行こうという話なりまして。4家族でいったんですけど、僕以外、みなさん自営業者でして。私だけサラリーマン。皆さんほど裕福ではなかったのですが、うちだけいかないのもなーと。私、子供もいましたし、姪っ子、甥っ子いるなかで、うちの子だけ連れて行かないのも、なんだか切ないじゃないですか。

妻が家計をやりくりしてくれて、なんとかいけることになったのですがね。
当時は、何度か転職を繰り返した後、20人くらいの中小企業に務めてまして。ハワイ行くから休みますって言いづらかったんですけどね、なんとか休みをもらいまして。3連休だか、飛び石連休だかに2日ばかり有休をくっつけて5日間行ったんですかね。

一昔前の会社なんで、休みづらかったんですよ。少なくともその会社は、旧態依然としてまして。有休もとりづらい世界。でも頑張って休みとっていきましたよ。

まあ、楽しかったですよ。家族でハワイ。子供も一緒に連れていくハワイって格別でしたね。でも、問題は帰国後ですよ…。帰りの便の中では、会社行きたくないなーとか思って、おなかがいたくなりました。

で、朝、出社して、社長とか部長とかに挨拶するじゃないですか。休んですみません、的な。なんか被害妄想なんでしょうけど、オフィスの空気が冷たいというか、けっして景気の良い会社ではなく、みんな年収が高いわけでもなく、「ほー、ハワイなんていける身分か」みたいな、やっかみ溢れる空気感があるなか出社したあの日の緊張感は忘れられないし、いや待てと、俺は何も悪いことしていないよと、有給という労働者の権利をちゃんと行使して、誰にも迷惑かけずに行ったじゃない。しかも自分たちのお金で行ったわけですから、誰からも後ろ指を指される筋合いなどないわけですから。

そこで思いました。こんな環境から抜け出さなくてはいけない、自由に好きなところに行って、楽しんだっていいではないか、誰からも何も言われず、自由に生きたっていいじゃないか、そういった生き方ができる場所にいかなくちゃと。

もちろん、その経験が直接的に、独立しようとかフリーランスになろうっていうアクションにつながったわけではないですよ。

でも、その時に抱いた自由への渇望みたいな、その後の40歳・脱サラ、そして怒涛の海外旅へとつながったのかもしれませんねという話です。

もちろん、独立後、ずっと順風満帆ではなかったです。めちゃめちゃ厳しい体験もしました。自由とリスクはトレードオフではあります。でも、なんぴとからも縛られない生活を送ることで、自分らしい豊かな人生を選び取っていけるというのは間違いないわけで。もちろん、頑張らないとだけですけどね。会社っていう後ろ盾がなくなったわけですから。自転車をこぎ続けていないと倒れちゃう。

とにかく、ドバイは最高でした。機会がありましたら、あらためてドバイ旅行記など語っていければと思いますんで、こうご期待ということで、本日も最後までお聞きいただき、誠にありがとうございました。

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