Podcastトークをテキスト化!【episode #03】ハム製造会社から話を聞いて思い至ったエモい話
年間500人/100社にインタビューを続けるプロ・インタビュアー伊藤秋廣が、日々の取材活動の中でキャッチした、エモくてタメになるエピソードをバシバシご紹介するPodcastをテキストコラム化。“思い込み”の怖さについてのエピソードをご紹介します。
プロインタビュアー伊藤秋廣でございます。今日も忖度なしのフリートークでいきたいと思います。
エピソード3!!
今週は色々なことがありました。正月があけてようやく、世の中が動き出した感があります。※注 2024年1月21日収録
静岡県焼津に行きまして、事業承継の話をききました。歯科医院のM&Aです。なかなかドラマチックな話でした。詳細はまたいつか。
有名経済誌の取材で、眼科医の権威に話をうかがったり、それとついにポッドキャスターとしてのお仕事も始まりました。こちらは近日公開予定でこうご期待ですが。
ある企業様のご依頼で、経営者との対談番組の制作をさせていただきました。すごく喜んでくれましたよ。お相手はもちろん、同席していたPR会社の方も「ずっと聞いてられるくらい楽しい」と。私のインタビューはけっこう、エンタメ色が強いんで、ハマった感はありましたね。PODキャスターとしての滑り出しも好調ってことで、今回はそのなかで、自分の失敗談というか、ちょっとアホなエピソードをご紹介しようかと。
リモートインタビューで、地域に根差したハムの生産者に話をうかがったんですね。大手でもない、小規模生産者でもない、ちょうど間くらいの、ちょっと高いんですけど、スーパーとかでも売っているメーカーです。
私も近所のスーパーで買ってましたよ、そのメーカーのソーセージを。そこで「無塩せき」って言葉に出会ったわけですが。
仕事柄、意味が分からない言葉はネットで調べたりするんですが、スーパーで買い物している時なんか、そこまでやらない。わかったようでわかっていない状態で、そのまま勝手に思い込んでいたんですよね、無塩せきイコール塩分控えめだって…。
でも、そうじゃなかった。
それって添加物をいれていないってことだったんですね。取材の時に初めて知りまして…。
まあ、私は取材の時も恥ずかしからずに聞いちゃう方なんですよ。こんな年齢で知らなっていうのもお恥ずかしながら…ってきいちゃう。恥なんてないです。思いこんだままでインタビューを続けていたら的確な質問なんてできないじゃないですか。
しかし、無塩せきはノーマークでした。塩っていう感じに引きずられた…。
それで思い出したことがありました。
数年前のことで、あるディレクターと仕事をしたんですけど、大手メディアにいらっしゃったっていうし、ご結婚もされている、バリバリな女性。ちょっと反りが合わなかったんですよ。指示があいまいだったり、調整してくれなかったりとか…。
ちなみに私、女性客の方が多い。僕が持てるってことではないですよ。中性的、男性を感じないって言われる、いいんだかわるいんだか、で、珍しくその方とは合わない。
で、ある時、雑談の中で、その方が自分の娘と年齢が対して変わらないとわかって
なるほど、経験が浅かったから、一生懸命にやってくれていたのに空回りしてたんだとわかったのです。
思い込んでいたんですよ、大手メディアにいて結婚している、見た感じも大人だから30代半ばで、それなのに…みたいな。
そこから私の気持ちは大きく変わって、できるかぎりこちらから協力してあげようってスタンスに変わって、うまく回るようになりました。思い込みってこわい。その妙な思い込みを解除すれば、そこから人と人はちゃんとわかりあえるんだなと。
思い込みを解除して固定概念、既成概念をアップロードしないとっていう話ですね。
ちなみに、逆に思い込みが力になるってこともあります。例えば私、今、パワーストーンつけてますが、なんか力が湧いてくるんですよ…思い込みが激しい…(笑)。
ってことで、今週もありがとうございました。