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A.I.P. journal
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Withコロナ時代におけるリモート・インタビュー&コミュニケーション術(その2)

2020年11月8日

コロナ騒ぎが少々落ち着いた夏以降も、定期的にリモートインタビューのオファーは続いています。一対一のインタビューはもちろん、複数人の話をファシリながら聞いていくなど、様々なパターンのインタビュー経験を重ねていく中で、気がついたことを書き記しいていきますシリーズのパート2。

前回の記事では、「つかみが重要だ」と述べました。つかんじゃえば、そのリモートインタビューの50%くらいは成功したといって良いかもですが、当然、インパクト倒しにならないような工夫は必要です。僕はリモートインタビューにおいては、以下の2点にことさら留意をしていたりします。 ①まずは、楽しんでもらう。→要は飽きさせないことです。楽しいと人は良くしゃべります。→どうやって楽しんでもらうかは、次回の記事でじっくりご説明させていただきます。 ②会話の中で好印象を与え信頼してもらう。→限られた時間の中で濃い話を聴く必要がある。→例えば、1時間というきめられた取材時間の中で、とにかくいち早く「こいつになんでも話してもいいかな?」と思わせるか。5分でいい人だなって思わせたい、しかもリモートで、初対面で。 今回は、②について詳しく説明しますね。 皆さんは、初対面でどんな人に心を開きますか。 おそらく、感じが良くってちゃんと話を聞いてくれる相手ではないでしょうか。では“感じいいな”とか“この人になら話していいかも”って思わせる要素ってどういったものでしょう。それさえわかれば、感じのよさって作れるんじゃないか。要は、感じの良い自分を演出するのです。実際に会うよりもリモートのほうが、画面越しってこともあってなおさら感じの良いキャラは作りやすいですよね。そういった意味で、リモートインタビューってやりやすいんじゃないかって思っています。 キャラを作ると言っても、アクの強い、個性的なキャラではないですよ。知的すぎるキャラもNGですよね。なんかいけ好かないとか、見透かされている感じがして嫌がられます。 要するに、すっごく好かれるところを目指すより、引っかかりそうな要素はすべて丸く刈り取っていって、最大公約数的に嫌われないキャラづくりをするってことです。とはいえ、めちゃくちゃ作りこまないほうがいいですよ。所詮、素人のキャラ作りですから、学芸会的なキャラになったらしらけます。とにかく、やりすぎない、いきすぎない。中庸から、少しだけ飛び出すくらいのキャラづくりを目指します。 僕が参考にしたのは、これまで僕のインタビューを受けてくれた人の中でも感じの良かった人。年間500人もインタビューしたりミーティングしていると、正直言って、感じいい人とそうじゃない人がいて、それなりに分析しちゃったりします。極端にいえば、好かれる人って結局、わかりやすい人なんじゃないかと。話していてわかりづらい、難しい人は敬遠されがちです。 じゃあ、わかりやすい人って何?って話ですが、率直な人、自分のことを正直に話してくれる人だったりしますよね。だから僕はインタビュアーのくせに、けっこう自分のことを話します。人間性を伝えることで、僕を理解してもらって好感を持ってもらいます。 でも、取材時にそんな悠長な時間なんてないですよね。で、どうするかというと、僕は冒頭でインタビューの趣旨を説明する時間を有効に使っています。そこで好感度をあげるんですよ。要はアイスブレイクを最初に持ってくるって感じです。そこで端的な余談を入れてインタビュアーである自分を理解してもらいます。もちろん、スタイルは色々あって良いと思います。人それぞれに基本キャラがあるでしょうから。インパクトは与えたいけれど濃すぎず常識人の顔を見せて、万人受けする、みたいなバランスが良いですかね。 信頼されるしゃべり方って、要は真摯に相手の話を聞く姿勢ですから、それを限られた取材時間の中でいかにきちんと提示ずることができるかどうかが勝負になります。それはインタビューが進んでいく過程で示していくものなので、最初はとにかく、感じの良いイメージをわかりやすくダーンと提示し、相手の話を聞きながら、信頼できる聞き手だという印象を作っていくイメージですね。しかも、なるべく早い段階で信頼されたい。真剣に話を聞いている姿勢を示していくのですが、実はここにリモートであることの利点があって、リアルなインタビューでは確認できない、“自分が相手からどう見えているか”をモニターで見てチェックしながら、聞いている姿勢やキャラを作っていくことができるのは大きいですよね。そこでの気づきや学びがリアルインタビューの場に生かされていくのは間違いありません。 次回は話の進め方について書きますね(続く)。
インタビュー後記

インタビューしかできないインタビュー馬鹿として自分発信の記事も書いていかないとって思って、サササッと書きました。リモートコミュニケーションについては、まだまだ語りたいことはたくさんあります。