2019年10月23日

日本人に最適な英語学習法がある

1万5千人の登録会員に向けて発行されるメルマガに登場。明るく気さくなキャラクター“ROMY”として親しまれている英語教材プロデューサーの有子山博美さん。自らが企画した数々の英語教材を、インターネットや書籍を通じて発信している。

「私自身、あまりにも英語が好きすぎて、だから、好きでもないのにやらなければいけないと思っている人たちを救いたいなって。これまでの学校授業がつまらなかっただけであって英語そのものはこんなに面白いのだから嫌いにならないでって、好きになってもらいたいという気持ちで、メルマガを発行しています」

“英語好き”の原点は、子どもの頃に育った環境にある。ご両親の趣味でご自宅にハリウッド映画のビデオがずらっと揃っていたのだとか。

「まるでビデオレンタルショップのようでした(笑)。『インディ・ジョーンズ』シリーズとか、スピルバーグの作品などを家族全員で鑑賞するのが週末の日課でした。映画を通じて、“アメリカの文化って格好いい”、“英語ができたら楽しそう”って、そんな意識が育まれていきました」

中学生になって授業が始まってからは、いつも英語の成績はトップクラス。テストでも90点を下ったことはなかったと。

大学は外語大に進み、就職先に選んだのは英語教材を制作する会社。社会人になってからチャレンジしたTOEICでは900点を取ったにも関わらず、マニアと化していた有子山さんは、満点を取れるまで試験を受け続けていたのだとか。とにかく大好きな英語に囲まれた生活を送っていた。

「ところが同僚のアメリカ人と楽しく雑談ができない、洋画も字幕なしではセリフを全く理解できない、ということに気がつきます。あれだけ単語を知っていて文法も完璧で、TOEICで900点を超えていても、ですよ。“週末、何してた?”って聞かれて、“飲みに行っていた”とか“合コンだった”って答えることができない。すっごく悔しかったんですよね」

“どうして、しゃべれないのか?”、“どうして聞き取れないのか?”すなわち、“どうして会話を楽しむことができないのか?”。その理由を分析しようと考えたのが、会話の宝庫ともいえる映画をテーマとして英語教材の企画だった。

「“洋画100本斬り!”と題して、毎日2本ずつ映画を見て、そのセリフをすべて抽出してまとめました。2時間の映画を分析するのに4~5時間もかかりましたね。でも10本ほど見た時点で、定番のフレーズが見えてきました。すっごく楽しかったし、この楽しさをもっと多くの人に伝えたいと思いました」

どうしても企業発信の教材ではTOEICやビジネス英会話など、“必要だからやる英語”が中心になってしまう。

「TOEICもいいけれども、テスト以上に字幕なしで映画を見られるようになったり、ネイティブとコミュニケーションを図ることができるようになったりしたほうが楽しいということに気づいてしまったのです。だから、会社を辞めてフリーランスになろうと。英語が好きっていう気持ちを大切にしながら、その思いを多くの人に伝えていきたいって思ったのです」

現在、有子山さんは、自らが著者として関わっている「英語手帳」を活用した、英語学習の新しい可能性を切り拓いている。

「自らもユーザーとして手帳を活用。英語日記を書き込むようになって、やはり“英語で手帳や日記をつけることは英会話力アップにつながる!”と実感。今後は『英語手帳』を軸にして、Twitterで英作文を発信したり、セミナーやオフ会を開催したり、英語日記をつけるためのトレーニングブックを作ったり、みなさんが英語手帳・英語日記を効果的に続けられるお手伝いをしていきたいと思っています」

さらに、以前リリースした映画やドラマを基にした英語教材もパワーアップしてリニューアルしたいと考えているという。「英語=勉強」ではなく、コミュニケーションの道具なので、日常生活に生の英語をどんどん取り入れていくサポートをしたいのだという。

「私のように、英文法を丸暗記してTOEICで高得点をとって、それから映画を見て話す練習をするというのでは遠回り。そうではなくって、近道を提示したいと思っています」

http://www.romyscafe.com/